著者:アマンダ・リプリー
翻訳:岡真知子
出版社:筑摩書房(ちくま文庫)
本作は「9.11」ハリケーン「カトリーナ」など様々な状況で生き残った人たちが「その時」にどのような状況だったのか、何を考えたか、そしてどのように動いたのかを丁寧に取材した記録である。
てっきりパニック状態で混乱する事が多いと思っていたが思考停止に陥り、動かなくなることが多いらしい。
常日頃から危機的状態になった場合はどうするか意識するだけでも違ってきそうだ。
「平成」を振り返れば、災害の多さ、歴史的事件、事故の多さに驚かされるが、残念ながら災害やテロが無くなるわけではないので意識していきたい。
2019/4/30読了