吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

【ヤ、ラ、ワ行】の作家

生き残る判断生き残れない行動

著者:アマンダ・リプリー翻訳:岡真知子出版社:筑摩書房(ちくま文庫) 本作は「9.11」ハリケーン「カトリーナ」など様々な状況で生き残った人たちが「その時」にどのような状況だったのか、何を考えたか、そしてどのように動いたのかを丁寧に取材した記録…

「ヤ行、ラ行、ワ行」の作家

★「ヤ行」の作家【ヤ】●ロバート・F・ヤングたんぽぽ娘【ユ】●ヤーコブ・フォン・ユクスキュル 【ゲオルク・クリサート(絵)】生物から見た世界 ★「ラ行」の作家【ラ】●フリッツ・ライバー跳躍者の時空●H.P.ラヴクラフトラヴクラフト全集〈5〉ラヴクラフト…

生物から見た世界 --ユクスキュル、クリサート

ヤーコブ・フォン・ユクスキュル(著)、ゲオルク・クリサート(絵) 「BOOK」データベースより引用甲虫の羽音とチョウの舞う、花咲く野原へ出かけよう。生物たちが独自の知覚と行動でつくりだす“環世界”の多様さ。この本は動物の感覚から知覚へ、行動への作…

白い牙 --ジャック・ロンドン

「野性の呼び声」は飼い犬が野性に目覚める話しだが、この作品は逆に野性のオオカミが人間社会に溶け込んでいく内容になっている。個人的には「野性の叫び」のほうが好きだが、これも十分楽しめた。 新潮社サイトより引用自分以外のすべてに、彼は激しく牙を…

野性の呼び声 --ジャック・ロンドン

光文社Webサイトより引用ゴールドラッシュに沸くカナダ・アラスカ国境地帯。ここでは犬橇が開拓者の唯一の通信手段だった。大型犬バックは、数奇な運命のもと、この地で橇犬となる。大雪原を駆け抜け、力が支配する世界で闘い、生きのびていくうちに、やがて…

沈黙の春 --レイチェル・カーソン

環境問題の教科書として有名な本書ですが、著者カーソンの本職は海洋生物学者です。海辺やわれらをめぐる海などはとても好きな作品ですが、本書は海から離れ農薬が及ぼす環境破壊に対する問題提起を行っています。1962年に発表された先駆的な作品です。日本…

九百人のお祖母さん --R.A.ラファティ

「BOOK」データベースより引用 「なに、この星の住民は誰も死なない!?」調査員セランがとある小惑星で耳にしたとんでもない話。だが待てよ、それが本当なら、この星の先祖をたどっていけば宇宙の永遠の謎、万物の始まりを解き明かすことができるではないか!…