強い北風が続き過ぎ。寒いというか、痛い。
過ごしていたような気がする。
今までの絲山作品の「らしさ」がふんだんに散りばめられ、ミステリ(伊坂幸太郎に
女スパイ物をリクエストされたらしい)と珍しくタイムスリップのような要素が
絡んでくる。
タイムスリップやミステリ部分の肝心なところは多分意図的に解決させていないが、
この物語の主題でもないので気にならない。
多くの参考文献、丁寧な取材の成果により、物語の厚みが感じられ、
タイムスリップやミステリ部分の肝心なところは多分意図的に解決させていないが、
この物語の主題でもないので気にならない。
多くの参考文献、丁寧な取材の成果により、物語の厚みが感じられ、
誰しもが経験する「離陸」に思いを馳せる時間を堪能した。
2015/1/12読了
::シークレット・レース―ツール・ド・フランスの知られざる内幕
タイラー・ハミルトン/ダニエル・コイル
ランス・アームストロングの名前は自転車競技に詳しくなくても知っていたが、
ここまでドーピングが組織的に、広範に行われていたとは驚かされる。
自分を追い込みながら高みをめざし、真摯にレースと向き合おうとすればするほど
::シークレット・レース―ツール・ド・フランスの知られざる内幕
タイラー・ハミルトン/ダニエル・コイル
ランス・アームストロングの名前は自転車競技に詳しくなくても知っていたが、
ここまでドーピングが組織的に、広範に行われていたとは驚かされる。
自分を追い込みながら高みをめざし、真摯にレースと向き合おうとすればするほど
闇に包まれていく状況にきっと自問せずにはいられないだろう。
「自分ならどうしただろう」と。
「自分ならどうしただろう」と。
意識すべきでしょう。
周辺国から強く言われるだけで何も発信しなことが、そして間違いを
周辺国から強く言われるだけで何も発信しなことが、そして間違いを
否定しないことがどのような結果をもたらすのか、よく考えるべきでしょう。
勝った者が都合の良い歴史を作っていくのはどこでも同じ。
それぞれの国が異なる意見を持つのは当たり前のこと。
日本が自己主張しようとするとすぐ右傾化と短絡的に騒ぐ人たちに
勝った者が都合の良い歴史を作っていくのはどこでも同じ。
それぞれの国が異なる意見を持つのは当たり前のこと。
日本が自己主張しようとするとすぐ右傾化と短絡的に騒ぐ人たちに
ぜひ読んでほしい。
ただ内容は別として、文章はもう少し読み易い構成にしてほしかった。
ただ内容は別として、文章はもう少し読み易い構成にしてほしかった。
翻訳の問題か?
2015/1/21読了
/『遺言』 闇社会の守護神と呼ばれた男、その懺悔と雪辱
田中森一
検察官を経て弁護士となり、バブル当時有名だった裏社会の大物たちとの交流や
詐欺事件の有罪判決による獄中生活などが語られ、「波乱万丈の人生」という言葉を
見事に体現した人物であることがよくわかる。
確かに昔はこの手のタイプのエネルギッシュで怪しい人たちが多かったことを
/『遺言』 闇社会の守護神と呼ばれた男、その懺悔と雪辱
田中森一
検察官を経て弁護士となり、バブル当時有名だった裏社会の大物たちとの交流や
詐欺事件の有罪判決による獄中生活などが語られ、「波乱万丈の人生」という言葉を
見事に体現した人物であることがよくわかる。
確かに昔はこの手のタイプのエネルギッシュで怪しい人たちが多かったことを
思い出した。
ヒトラーを激怒させ混乱を招くという、最前線とは違う闘い方に情熱を捧げた男。
映画で描かれた内容に疑問な部分もあったが、納得できたので久しぶりに再度
映画で描かれた内容に疑問な部分もあったが、納得できたので久しぶりに再度
観なおしたい。
毎日のようにあった。
たまに居ないと今日はまだかな?体調が悪いのかな?なんて思ったものだ。
渡さんが亡くなって10年。
たまに居ないと今日はまだかな?体調が悪いのかな?なんて思ったものだ。
渡さんが亡くなって10年。
まるで後を追うかのように「いせや」もリニューアルした。
なんだかこの街の一時代が終わってしまったような寂しさを覚えたものだ。
あちら側に旧「いせや」ごと持って行ってしまったのか?
しばらく温めていた本書をようやく読んで、なんだか懐かしくなってしまった。
いずれ離陸したら旧「いせや」にてご相伴に与りたいものだ。
なんだかこの街の一時代が終わってしまったような寂しさを覚えたものだ。
あちら側に旧「いせや」ごと持って行ってしまったのか?
しばらく温めていた本書をようやく読んで、なんだか懐かしくなってしまった。
いずれ離陸したら旧「いせや」にてご相伴に与りたいものだ。
6冊読了。