少しづつ読んでいたので時間がかかってしまったが、何度でも再読できる内容の
エッセイやら書評やら。
肩の力を抜いた文章もあれば影響を受けた作家さんたちへの
熱いオマージュが感じられる文章もあり、いずれも読んでいて心地よい。
影響を受けた作家さんや書評に関しては、
正直読んだことが無いものばかりで山尾作品を理解するために読もうにも
膨大な時間と資金が必要となりそうなので早々と諦めざるを得ないが
山尾作品の再読で理解を進めましょう。
そうそう、ラブクラフトの事が嫌いと言いながら小説まで書いているあたりは
なんだか微笑ましいですね。
個人的には処分しようと思ってから何年も放置している蔵書問題だが、
山尾さんともあろう読書家が蔵書を200冊以内に厳選しているとのことで、
これは是非とも実践したいと思っている。
これなら真似できるしね。
もちろん、山尾さんの作品は全部残すけど。
「仮面物語 或は鏡の王国の記」も購入済みなので、
落ち着いたらじっくり楽しみたい。