古川日出男が朗読会をやってるのをテレビで見たことがある。
凄い勢いで大声で叫ぶように読んでいた。
それを真似て、機関銃のような勢いで読んでみた。
心の中で、叫ぶように。
ちょうど1時間くらい時間があったので図書館に行ったら本作が目に入った。
1時間で読んでやるって思ったら、ホントに読めてしまった。
「この物語はきみが読んできた全部の物語の続編だ。」
残念ながらこの言葉だけでした、心に残ったのは。
頑張って挑発的な文体で書かれた作品なのかもしれないが、空回りしてる感じ。
疾走感はあるし、テンポ良く読める。
そんなテンポは嫌いな訳じゃないけど、、、
だけど、それだけ。
実は前からこの作品は期待してた。残念。
出版時に買おうかな。。。とすら思っていたから。
中編3本だったってのも予想外だった。
多分、実験的な作品(「新しい階梯」らしいけど・・・)であることは認めるが、
残念ながら図書館で一気読みして正解だったかな、と思う。
古川日出男は嫌いじゃないので、頑張って欲しい。