恩田陸の「恐怖の報酬」日記を読み終わったんですけど、その中で「ディファレンス・エンジン」が少しだけ出てきていたので便乗してみました。
まあ、こんな機会がなければなかなかこの作品を取り上げられないような気がしてたもので(笑)
まあ、こんな機会がなければなかなかこの作品を取り上げられないような気がしてたもので(笑)
「BOOK」データベースより引用
1855年ロンドン。ときは産業革命。人々は蒸気映像を鑑賞し、蒸気コンピュータに管理されている。
街は汚染された熱気に包まれ、道路は渋滞をきわめ、地下鉄はストライキで動かない。
革命家の娘シビル・ジェラードは空を飛ぶ金属にうっとりする。
そして20世紀末、意識をもちはじめた蒸気コンピュータが自らの記憶を語り始める…。
サイバーパンクの教祖と煽動者が紡ぐ記念碑的傑作。
本作はサイバーパンクというよりも、スチームパンクと言われているようですが当然読んだ当時はそんな言葉がなかったと思います。知らないだけかもしれませんが(汗)
読んでる最中は、
蒸気で湿度がとっても高くて息苦しいゴシックっぽい「霧のロンドン」な風景を想像しながら読んでいました。
蒸気で湿度がとっても高くて息苦しいゴシックっぽい「霧のロンドン」な風景を想像しながら読んでいました。
陰鬱なSFとでもいいましょうか。。。
で、書かれている事がわかるようでいまひとつ伝わってこないという状況に、
集中力が持続するはずもなく勢いだけで読み終えました。。。
集中力が持続するはずもなく勢いだけで読み終えました。。。
設定としては面白いんですけどね。蒸気を動力として進歩している世界って。
好きな人にとっては傑作なんでしょうけど、私にはちょっと・・・と言う感じだったんです。
で、いきなりですが大友克洋の「スチームボーイ」を観た時にようやく、
ああ、この世界だと合点しました。
実に十数年ぶりに少し理解できたということで、映像の凄さを再認識しました。
(ただ、大友さんは好きなんですけど、「スチームボーイ」はあまり楽しめませんでした)
で、スチームボーイとかスチームパンクを調べてたら、
個人的にジブリ作品で一番好きな「天空の城ラピュタ」なんてキーワードがでてきて
ああ、なるほどあれも蒸気が動力になってたなあ、なんてまた合点しました。
あれもスチームパンク?(笑)なんて考えてもみませんでした。
個人的にジブリ作品で一番好きな「天空の城ラピュタ」なんてキーワードがでてきて
ああ、なるほどあれも蒸気が動力になってたなあ、なんてまた合点しました。
あれもスチームパンク?(笑)なんて考えてもみませんでした。
ついでに言うと、ウィリアム・ギブスンの「ニューロマンサー」も読んだし、
映画「マトリックス」も楽しめたし大友克洋の「AKIRA」も、
村上龍の「コインロッカーベイビーズ」も好きだし、
・・・・サイバーパンクっぽいのが好きじゃん。
映画「マトリックス」も楽しめたし大友克洋の「AKIRA」も、
村上龍の「コインロッカーベイビーズ」も好きだし、
・・・・サイバーパンクっぽいのが好きじゃん。
と、言うか、すごく単純に、そして連鎖的に影響を受けてきた自分に
「素直に育ったな」と声をかけてあげたい(笑)
「素直に育ったな」と声をかけてあげたい(笑)
なのにこれに「ノレなかった」のは残念です。。。
と、強引に収束させます。