著者:岩瀬昇
出版社:ビジネス社
ロシア、ウクライナの戦争によってエネルギー資源が
政治的に利用される戦略物資であることがより明確になっているが、
本書では主要国の現状や思惑の概観を元三井物産の著者が解説している。
「シェール革命」、中国と日本のエネルギー計画の違い、
石油備蓄量に関する話しは大変興味深く勉強になったが、
自分の知識不足だと思うが分かりにくい部分も多く、その辺は軽く読んだ。
いくつかあった疑問点にう関しては理解が進んだ半面、
素直に受け取れないものと疑問点が増した部分があるのも確か。
地熱、原子力の事なんだが、背景に複雑な思惑があるのかもしれない。
深堀りには知識が足りないのでいずれ別の本で補足しましょうか。
まあ、何を読んでも日本のエネルギー政策に関しては不安しかないのだが。