吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

リベンジ

著者:五十嵐貴久
出版社: 幻冬舎


「リカ」シリーズ第八弾。

二作目の「リターン」の2年後ということで記憶があやふやだったが、

恋人を殺したリカに12発の銃弾を浴びせた青木孝子と生き残ったらしいリカの

クロスリベンジやクズキャラ(佐藤)の顛末等々題名とのリンクが濃い内容。

 

それにしてもだ。

弾丸をあれだけ浴びていながら生きているとか、

実は誰も死亡を確認していないとか、

技術的には可能なのかもしれないが本間との間に「あんな」秘密があるとか、

もう無双状態のリカ。

ダークサイドに落ちていく人が増殖しているのも何だかなあ。

スーパーの店長のくだりは以前もあった描写だが、何度読んでも気持ち悪い。

 

珍しく希望を抱かせる人物がラストに出てくるが(再登場)

その展開でシリーズが当面終わらないことが予測される。

読後に表紙を見ると表紙の意味がわかるが、

この件も含めどのような展開に仕立て上げていくのか。

やはりエンドレスか。宇宙にまでだって行きかねないかも。いや流石に無いか。

とにかく、もうここまで来たらやめられない。