吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

アルフレッド・ベスター

虎よ、虎よ!

著者:アルフレッド・ベスター 翻訳:中田耕治 ようやく積んでいたSF古典作品を読む。「破壊された男」でも感じたがアメコミの脚本を書いていたこともあるためかアメコミっぽい。目まぐるしい展開の復讐劇で、粗暴な主人公の性格を含める変転が激しい。ぐい…

2017年3月の読書リスト

次々とぶっこまれる年度末対応、追い打ちをかけるようなプライベートに起きたアレコレ。歯を食いしばりながらほぼ大波を乗り切ることができました。多分。食いしばりすぎてかぶせていた歯がはずれたけれど、どってことないさ。なぜか読書ペースが落ちなかっ…

願い星、叶い星 ::アルフレッド・ベスター

短編は「分解された男」とはちょっと印象が違って意外と切れ味がありました。スタージョンと同じような印象を受ける作品がいくつかありましたがクスリとさせてくれる明るさを仄かに感じさせてくれます。 「ごきげん目盛り」「ジェットコースター」「願い星、…

分解された男 ::アルフレッド・ベスター

第一回ヒューゴー賞受賞作(1953年)をようやく読むことができました。ガチガチのSFだと思っていましたが、SFミステリと言ってもいいですね。 時代背景は24世紀、人類には人の心を読み取ることができる「超感覚者」(エスパー)たちが存在していた。第一級か…