次々とぶっこまれる年度末対応、追い打ちをかけるようなプライベートに起きたアレコレ。
歯を食いしばりながらほぼ大波を乗り切ることができました。多分。
食いしばりすぎてかぶせていた歯がはずれたけれど、どってことないさ。
なぜか読書ペースが落ちなかったけれど、目の疲労が酷いので4月はペースを落とそうか。
歯を食いしばりながらほぼ大波を乗り切ることができました。多分。
食いしばりすぎてかぶせていた歯がはずれたけれど、どってことないさ。
なぜか読書ペースが落ちなかったけれど、目の疲労が酷いので4月はペースを落とそうか。
寵児たちの見慣れた名前がいくつも出てくるが、結局のところ銀行、証券会社、
官僚、政治家、そして共に踊り止めることができなかった全ての人たちにバブルの
責任はあったということだ。
その時の空気で流されてしまうことの危険性というのはその時点では気づかないもの
その時の空気で流されてしまうことの危険性というのはその時点では気づかないもの
なのかもしれないし、気付いても抗うことが難しいのかもしれない。
せめて過去の失敗を検証することで次に生かせるようにしないと。
せめて過去の失敗を検証することで次に生かせるようにしないと。
「分解された男」を持ってるし読んでたし。呆然。
再読して改めて思ったがアメコミっぽいなあと思ったらアメコミの脚本も
再読して改めて思ったがアメコミっぽいなあと思ったらアメコミの脚本も
受賞したらしい(個人的にはこの2作の方が好きなのはここだけの話)。
それでも半世紀前に書かれたこの作品の斬新なアイデアや表記、印象的な
それでも半世紀前に書かれたこの作品の斬新なアイデアや表記、印象的な
キャラクター、ストーリー展開のテンポの良さで受賞したのでしょう。
他の作家の作品を添削、共作したものばかりが収められているので、ちょっと微妙。
その分読み易かったし、楽しめる作品もあるし、雰囲気はラブクラフト風では
その分読み易かったし、楽しめる作品もあるし、雰囲気はラブクラフト風では
ありました。
ことか。
何の罪もない被害者の利恵さんを幼少時代から丹念に描いているため、
身近な人のように感じてしまい、犯人たちの無感情な犯罪行為に対する怒りが
何倍にも膨れ上がってしまう。
利恵さんが最後まで闘った姿に比べ、司法制度の闘わない状況に呆れかえるばかり。
加害者ばかりが守られる司法制度は、どう考えてもおかしい。
何の罪もない被害者の利恵さんを幼少時代から丹念に描いているため、
身近な人のように感じてしまい、犯人たちの無感情な犯罪行為に対する怒りが
何倍にも膨れ上がってしまう。
利恵さんが最後まで闘った姿に比べ、司法制度の闘わない状況に呆れかえるばかり。
加害者ばかりが守られる司法制度は、どう考えてもおかしい。
/家康、江戸を建てる
門井慶喜
戦国の世を描きながら戦いの話しはほぼなく、江戸に国替えとなった家康が江戸を
ゼロから構築していった様が描かれる。
利根川を曲げ、上水や貨幣整備、江戸城の石を積み、将来に思いを込めた天守の
建築など気の遠くなるような都市計画の何と壮大なことか。
世界でも屈指の都市、東京の基礎を作った家康の凄さを見せつけられた気分。
そしてそれを可能にした様々な職人たちにスポットを当てたのも良い。
2017/3/26読了
/敵の名は、宮本武蔵
木下昌輝
謎多き宮本武蔵を敗者の側から描いた連作。直接的に描かないことで武蔵の人生が
世界でも屈指の都市、東京の基礎を作った家康の凄さを見せつけられた気分。
そしてそれを可能にした様々な職人たちにスポットを当てたのも良い。
/敵の名は、宮本武蔵
木下昌輝
謎多き宮本武蔵を敗者の側から描いた連作。直接的に描かないことで武蔵の人生が
浮かび上がる仕掛け。
武蔵の父、無二のキャラが強烈過ぎて父の方が主役のようにも読めるが、
その分ラストの驚愕に効果大。
読み進めるうちに登場人物が複雑に絡み合い、そして真実が紐解かれる様に
武蔵の父、無二のキャラが強烈過ぎて父の方が主役のようにも読めるが、
その分ラストの驚愕に効果大。
読み進めるうちに登場人物が複雑に絡み合い、そして真実が紐解かれる様に
引き込まれた。
本作も楽しめた。今のところ木下昌輝にハズレ無し。
2017/3/28読了
/世界が終わるわけではなく
ケイト・アトキンソン
とりとめのないガールズトークに何が何だか。。。と思っていたら実はかなり深刻な
本作も楽しめた。今のところ木下昌輝にハズレ無し。
/世界が終わるわけではなく
ケイト・アトキンソン
とりとめのないガールズトークに何が何だか。。。と思っていたら実はかなり深刻な
状況下にあるらしいことが伝わってきて二人のコミカルな会話がじわじわと違う意味
を持ち始める。
そんなスタートの短編から始まり、登場人物が他作品にも何気なく登場していたり
そんなスタートの短編から始まり、登場人物が他作品にも何気なく登場していたり
しながら日常の中にふと現れる不思議で奇妙な世界が展開する。
一カ月近い期間でゆっくり読んでいたので登場人物のリンクには
一カ月近い期間でゆっくり読んでいたので登場人物のリンクには
「あれ?この名前って。。。」程度しか気づかなかったが、短期間で読んでいたら
もう少し深く全体を楽しめたのかもしれない。
かなり詳細まで調べられている力作。
当然知らない人物がたくさん出てくるのでまるで資料を読んでいるようだったが、
地縁、血縁など人間関係から
戦国時代を読み解くのも面白い。信長関連の本を読むときに辞書的に使えるかも。
当然知らない人物がたくさん出てくるのでまるで資料を読んでいるようだったが、
地縁、血縁など人間関係から
戦国時代を読み解くのも面白い。信長関連の本を読むときに辞書的に使えるかも。
8冊読了。