吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

さようなら、ギャングたち --高橋源一郎

この本と出会ってから20年ぐらい経った。
今でも六本木の地下にあった本屋で平積みされていたこの本を
引き寄せられるように手に取り、買ったのを覚えている。

一日3時間眠れればラッキーだったころ、睡眠時間をさらに削って読んだ。
読了後、「今年一番面白い本、に決定」した。
いや、実は今でもベスト10に入る。

正直なところ、読み始めは何がなんだかわからなくて、途中何度も読み返した。
やっぱりわからない・・・と思いながらも、何度も胸が締め付けられる。

考えるのではなく、感じるものなのかもしれない。
適当な言葉がみつからないけど、それでいい。
言葉のパズルはまだ解けていないけど、もっと自由に、もっとナイスなほうに、
のろのろ歩き続ければいつか解けるに違いない。

・・・なんてな。