螺旋プロジェクトの一冊。
平将門や足利尊氏、織田信長、西郷隆盛など歴史上の人物が時代を追って多数登場させ、螺旋プロジェクトの基本ルールである海族と山族の争いを絡めたファンタジックな歴史小説という感じ。
スタンダードな歴史観にルールをうまく当てはめてはいるが、足早に歴史をなぞっているので物語としての深みは感じられない。
伊坂作品も自分で課したそのルールにちょっともたついた感じがあったので仕方ないか。
次の螺旋プロジェクトは澤田瞳子の作品を読む予定だが、もしかして刊行順に読んだほうが面白くなるのかな？
伊坂、天野、澤田作品以外は今のところ読むか保留中。
決戦！シリーズ同様、読んだことがない作家に挑戦するのもいいと思っているのですが、なかなか新しい作家さんには手が出なくて。
読みたい作家さんの作品ですら読めてないからなあ。時間が欲しい！
2019/6/14読了
