木皿泉の初期作品のシナリオ本。
年の差夫婦(イッセー尾形、永作博美)のちょっとした日常が描かれるシチュエーションコメディー。
残念ながらこの作品は見ていないが、二人の顔や仕草が頭の中で綺麗に再生され楽しめた。
既読感のある作品があったが、何かで読んだかな?ムックとか?
死生観であったり、終末観であったり、他人を陰から気遣う方法等その後の作品にも受け継がれているエッセンスが散りばめられているのがよくわかる。
全ては木皿泉の二人の考えや気持ちが反映されているというか二人がそのまま表現されているといっても過言ではないでしょう。
人間臭く、相方へ向けられる優しさやさりげない会話が心地よくて映像があれば「すいか」のように何度も観るだろうし、観たい。
最近次々と木皿作品が読めるのが嬉しい。
まだ続くといいな。
2019/11/21読了