今年読んだ「空白の五マイル」の作者、角幡唯介さんは早稲田大学探検部でした。 しかし、早稲田大学探検部といえば高野さんです。夏のお供にはやはり高野さんです。 硬派なイメージの角幡さんに比べるとビックリするくらいに軟派な高野さん。 今回はほぼ勢い…

文庫オリジナルの短編集で6編収められています。 最近は銀行メインの話からやんわりと別業種の話に移行つつある池井戸さんですが これは2005年から「オール読物」に掲載された作品群であり、ほとんどが銀行もの。 ただし、今までの長編作品には、これら短編…

18世紀の古きロンドンを舞台にしたミステリー作品です。 外科医をしながら私的解剖教室を開くダニエル・バートンとその弟子たちの周辺で奇怪な事件が起きる。 容姿端麗なエドワード・ターナーや天才細密画家であるナイジェル・ハートら優秀な弟子たちがダニ…

ラファティの後継者と言われるテリー・ビッスンの「平ら山を越えて」を読み終え、 チャンスとばかり積んであった本家ラファティの作品を読んだわけですが、 今回のラファティも半分近くの作品で苦戦しました。 宗教色の強さを感じる重苦しいホラ話とでもいう…