吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

恩田陸

「顔無し」の読書リスト

またまたご無沙汰しています。前回から一ヶ月以上も経過してしまいました。久しぶりにログインしたのですが、いつの間にか新機能とやらでやってくれましたね。Yahoo!さん普通にログインするとブログ未開設扱いになってるし、アバターは消えてるし名前の表示…

隅の風景 /恩田陸

酩酊混乱紀行「恐怖の報酬」日記で見事なビール好きを披露していましたが、飛行機にだいぶ慣れてきたのかアチコチに足を延ばしているじゃありませんか。 ロンドン、チェコ、韓国、中国、スペイン、国内(郡上八幡、日光、阿蘇など)を巡る紀行文です。それに…

小説以外 ::恩田陸

本好きが嵩じて作家となった著者は、これまでどのような作品を愛読してきたのか?ミステリー、ファンタジー、ホラー、SF、少女漫画、日本文学…あらゆるジャンルを越境する著者の秘密に迫る。さらに偏愛する料理、食べ物、映画、音楽にまつわる話、転校が多か…

象と耳鳴り ::恩田陸

先日行った三菱一号館美術館の記事を書いたところとても印象的な展示品だった「曜変天目」が恩田陸さんの「象と耳鳴り」にも出てくるとべるさんに教えて頂きました。本書は積んでいたので、ようやく読む理由ができました。ありがとうございます!(積んでお…

ユージニア --恩田陸

「ねえ、あなたも最初に会った時に、犯人って分かるの?」こんな体験は初めてだが、俺は分かった。犯人はいま、俺の目の前にいる、この人物だ――。かつて街を悪夢で覆った、名家の大量毒殺事件。数十年を経て解き明かされてゆく、遺された者たちの思い。いっ…

蛇行する川のほとり --恩田陸

以前図書館で読んだため、3冊に分かれていたせいもあり他の人に借りられてばかりで一気読みできず、記憶が曖昧のため感想を書けずにいました。一冊にまとまっている文庫本を入手してあったのですが、ようやく一気読みできました。読む季節としてはいい時期か…

酩酊混乱紀行「恐怖の報酬」日記 --恩田陸

それほど恩田陸を読んでいない私がこれを手にしたのは恩田陸を知ろうとしたというより、舞台がロンドンだったからです。ロンドンにはかれこれ15年位前、旅行したのですが、それ以来海外に行けず今に至りロンドンに再度行きたいなあと常々思っているためか、…

六番目の小夜子 --恩田陸

今回突然命名しましたが(笑)、初期作品シリーズ第二弾は恩田陸。まだそれほど冊数は読んでないのですが、分冊が多いので沢山読んでる気になっています。私が読んでる中では例えば「上と外」で6冊、「蛇行する川のほとり」で3冊ってこれだけで9冊。それぞれ…

夜のピクニック --恩田陸

ここのところ多忙な日々が続いている。ゆっくり考える時間が欲しいというのは贅沢な望みなのでしょうかね~。とにかく動きながら考えるしかない。まあ、そのほうがいい考えが浮かぶってことも事実なわけで。そういえば学生のころから大事なことを考えるとき…

上と外(1~6) --恩田陸

六巻に分かれているけど各巻それぞれが薄いのであっという間に読めた。一巻にまとめればいいのにと買ったときは思ったけど、手軽に読めてむしろこれで良かったのかもしれない。全巻まとめて買っておいて正解でした。展開が早くて冒険活劇とでも表現すればい…