吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

森見登美彦

四畳半タイムマシンブルース

著者:森見登美彦出版社: KADOKAWA 久しぶりのモリミーです。 原案となっている「サマータイムマシン・ブルース」は舞台、映画なのだが 知識が全くないのでコラボといっても何が?という感じだが 何とかなるでしょ、と読み始める。 四畳半神話体系の面々に…

森見登美彦リクエスト! 美女と竹林のアンソロジー

著者:森見登美彦/有栖川有栖/京極夏彦/恩田陸/佐藤哲也 /北野勇作/飴村行/矢部嵩/伊坂幸太郎/阿川せんり出版社:光文社 このアンソロジーのシリーズはすでに何作か出ているようだが、ようやく自分好みの作家さんたちの登場で初読みです。 森見登美…

ぐるぐる問答(森見登美彦氏対談集)

著者:森見登美彦出版社:小学館 読み損ねたので文庫でゲット。伊坂幸太郎との対談などが追加されているのでちょっとお得。同業者同士の対談もいいけど色々な分野の人との会話で普段よりテンションの高いモリミーが出ていた気がする。万城目学との仲良しな会…

2018年1月の読書リスト

とにかく寒い。寒すぎる。再読も悪くないと思える1月だった。それにしてもキナ臭い題名の作品が多いな~。モリミーだけでは希釈できない感じ? 2018/1/7読了 /戦の国 冲方丁 最初の織田信長の作品に既読感があったので調べたら決戦!シリーズで全作 読んでい…

2016年の印象的な10冊

今年の読了数は74冊。作品数は後で調べます。今年も印象に残った10冊を読了順で書いてみた。 ●パニック・裸の王様 :: 開高健 (2016/1/18読了) ●コドモノセカイ :: 岸本佐知子セレクトの短編集 (2016/1/28読了) 著者12人は後でこっそり書き込むかな? ●暗…

2016年10月の読書リスト

めっきり寒くなりました。風邪気味?という感じなので気付かぬふりをしながら水際で戦っています。寝込んでる場合じゃありませんからね。読書に関しては、ようやく小説に戻れました。 2016/10/7読了 /「暗黒・中国」からの脱出 逃亡・逮捕・拷問・脱獄 顔伯…

2015年の印象的な10冊

今年の読了数は65作品で67冊。今年も印象に残った10冊を読了順で書いてみた。高野さんの名前が二つあるぞ。 ●恋するソマリア :: 高野秀行 (2015/2/16読了) ●宇喜多の捨て嫁 :: 木下昌輝 (2015/2/28読了) ●狗賓(ぐひん)童子の島 :: 飯嶋和一 (2015/3/29…

2015年4月の読書リスト

少し休めそう。閻連科の作品は今後も要チェック。 2015/4/6読了 ::有頂天家族 二代目の帰朝 森見登美彦 久しぶりに再会できた毛玉ファミリーの相変わらずの阿呆っぷり、 堪能させていただきました。 今までの森見作品のエッセンスを所々垣間見せ、縦横無尽に…

2013年5月の読書リスト

気が付けば「いとう」さん祭りだった。4冊目で気付いて強引に5冊目を読んでやったんだけど(笑)久しぶりのモリミーや、いとうせいこうも良かった。伊藤潤は初めて読んだ。なんだか好きなタイプっぽいのでこれからもチャレンジしようと思います。 2013/5/3読…

四畳半王国見聞録 ::森見登美彦

事前知識がなく、題名を見る限り「四畳半神話大系」の題名に絡めたエッセイ集とばかり思っていたが小説だったのね。ちょっと違うけれど。マキメ作品で言うところの「ホルモー六景」のような位置付けのようにも感じます。「四畳半七景」みたいな(笑) 「四畳…

ペンギン・ハイウェイ ::森見登美彦

小学4年生のアオヤマ少年とウチダ君とハマモトさんが体験するワンダーランドは今までのモリミーワールドの子供版であり、そして新しいモリミーワールドでもありました。あちらこちらに見られるモリミーらしい何気ないそして巧い表現力は、ますます磨きがかか…

恋文の技術 --森見登美彦

京都の大学から、遠く離れた実験所に飛ばされた男子大学院生が一人。無聊を慰めるべく、文通武者修行と称して京都に住むかつての仲間たちに手紙を書きまくる。手紙のうえで、友人の恋の相談に乗り、妹に説教を垂れ―。(「BOOK」データベースより引用) 昨年の…

美女と竹林 --森見登美彦

美女に会ったら伝えてくれ。俺は嫁を大事にする男だと。妄想と執筆に明け暮れた、多忙にして過酷な日々。森見登美彦氏を支えてくれたのは、竹林であった。美女ではないのが、どうにも遺憾である。虚実いりまぜて、タケノコと一緒に煮込んだ、人気文士の随筆…

有頂天家族 --森見登美彦

宵山万華鏡の前に読みたかったのですが、ようやく古書店で見つけることができました。 そうか、京都は人間と狸と天狗が三つ巴で生きている場所だったのか。今までの森見作品のいろんな謎は、この作品で解決した気がする。他の作品で不思議な能力?を発揮して…

宵山万華鏡 --森見登美彦

「BOOK」データベースより引用祇園祭宵山の京都。熱気あふれる祭りの夜には、現実と妖しの世界が入り乱れ、気をつけないと「大切な人」を失ってしまう―。幼い姉妹、ヘタレ大学生達、怪しげな骨董屋、失踪事件に巻き込まれた過去をもつ叔父と姪。様々な事情と…

【新釈】走れメロス 他四篇 --森見登美彦

もっと早く読む予定だったのですが原典となる作品をいくつか読んでいなかったため、そちらを先に読んでました。文庫ではないのですが・・・・先に進みたくて(笑) 「山月記」 (中島敦)文章を書くためにストイックな生活を送る斉藤秀太郎は森見ワールドの…

きつねのはなし --森見登美彦

新潮社Webサイトより引用「知り合いから妙なケモノをもらってね」籠の中で何かが身じろぎする気配がした。古道具店の主から風呂敷包みを託された青年が訪れた、奇妙な屋敷。彼はそこで魔に魅入られたのか(表題作)。通夜の後、男たちの酒宴が始まった。やが…

夜は短し歩けよ乙女 --森見登美彦

今年の読書始めの作品でしたが、大正解でした。「夜は短し歩けよ乙女」「深海魚たち」 「御都合主義者かく語りき」「魔風邪恋風邪」の4章構成。次を読みたい気持ちをおさえながら元日から4日まで、1章ずつゆっくり読みました。おかげで神社で達磨を見かける…

四畳半神話大系 --森見登美彦

最初から最後まで大笑いではなくニヤニヤしてしまう顔を周囲には悟られないよう、ぐっと強張った顔で読み通したので、疲れました。 「BOOK」データベースより引用大学三回生の春までの二年間を思い返してみて、実益のあることなど何一つしていないことを断言…

太陽の塔 --森見登美彦

ついに森見の世界に踏み込みました。いずれ有頂天家族を楽しむための、遅いけどはじめの一歩だ。それにしても朝の7時前に感想をアップする本じゃあないなあ(笑) 「BOOK」データベースより引用私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三…